ゆるり金沢観光|近江町市場で海鮮丼を食べて、金沢城・茶屋街を散歩

金沢は日本海側を代表する観光都市。歴史ある建物や美しい自然など、日本らしい風景を楽しめる魅力あふれる観光スポットです。今回は日帰りで金沢を訪れ、金沢駅、近江町市場、金沢城公園、主計町茶屋街、ひがし茶屋街を中心に観光しました。雨が多い金沢ですが、天候にも恵まれ、充実した一日を過ごすことができました。

金沢駅 – 鼓門|世界で最も美しい駅14駅に選ばれた駅

金沢駅のシンボル、鼓門(つづみもん)。鼓門は、和楽器(鼓)や和風建築のモチーフをデザインに取り入れているそう。幾何学模様のガラスの天井も見応えあり!金沢駅は「世界で最も美しい駅14駅」の1つに選出されています。

活気あふれる近江町市場!海鮮丼ランチを堪能

バスの1日乗車券を購入し、左回りルートのバスでまずは近江町市場へ向かいました。鮮魚、野菜、果物など約170店舗が軒を連ねる、近江町市場。ランチに海鮮を食べたいので、歩きつつお店を探します。

活気あふれる雰囲気!外国の方も多かったです。金沢といえばのどぐろ!ということで、のどぐろのお店がたくさんありました。購入した海鮮をその場で焼いてもらえる浜焼きのお店もありました。

ランチは「じもの亭」へ。どのメニューもおいしそうで迷う!私は北陸の幸丼(¥2,100)をチョイス。夫は、「動画映えしそうなやつにしよう!」と、海鮮丼(華)(¥2,650)を選んでくれました。(夫はいつも、私のYouTube撮影にものすごく協力的!)

海鮮丼(華)(¥2,650)

「先に好きなネタを食べていいよ」と言われたけど、自分の丼が食べられなくなるから、中トロをひと口だけもらいました。どのネタも身がぶりんぶりん!ひとつひとつの具材が新鮮で、大満足のランチでした!

金沢城公園|歴史ある門/長屋が残る公園。自然も満喫できる

近江町市場から、歩いて金沢城公園へ向かいます。(徒歩約6分)園内は広くて見晴らしがよくて、気持ちいい!お弁当を持ってきてピクニックしたら気持ち良さそう。

金沢城は、1600年頃に天守閣が落雷により焼失したそう。江戸幕府への遠慮から再建されず、現在は門や長屋、蔵などが残っています。

河北門

金沢城の正門、河北門。宝暦の大火(1759年)の後、安永元年(1772年)に再建されたそう。重厚な作りで、細部の意匠まで美しい。

五十間長屋

五十間長屋は武器や什器等の倉庫として使われていたそう。内部を見学できるので、せっかくなら入ってみよう…と思ったら、もう閉館してた…。(最終入館は16:00まで)残念だけどまぁ仕方ない!金沢城公園を出て、次は茶屋街に向かいます。

主計町(かずえまち)茶屋街|こぢんまりとした落ち着いたエリア

主計茶屋街は、金沢の三茶屋街の中で一番規模が小さいそう。こぢんまりとしたエリアですが、趣のある街並みです。少し休憩しよう、ということで細い路地を抜けてカフェに向かいました。

「Cafe土屋」は、大正2年(1913)に建てられた茶屋様式の町屋建築。町屋ならではの雰囲気の中、コーヒーやワインを味わえます。暑い中歩きまわって疲れた体に、カフェオレが沁み渡る。くつろげる雰囲気の中、のんびり過ごしました。

カフェを出た後は川沿いを散歩。

北陸らしい雲の多い空。その合間にのぞく青空と、金色の夕日。何も考えず、ただ景色を楽しむ時間が、とても贅沢に感じました。

ひがし茶屋街|金沢最大規模の茶屋街。土産物屋やカフェも多い

主計町茶屋街から、川の向こう側にある、ひがし茶屋街へ向かいます。
金沢の三茶屋街の中で一番規模が大きいひがし茶屋街。土産物屋やカフェも多く、観光が楽しめるエリアなのですが…到着したのは18:30、メインの通りはほとんどのお店が閉まっていました…。17〜18時くらいにはお店が閉まるよう。居酒屋やバーなどは開いていましたが、カフェやお土産購入など日中の観光を楽しむなら早めに行くのがおすすめ。

閉まっているお店は多かったものの、その分人も少なかったので、レトロな建物や街並みをたっぷり堪能できました。以前日中に観光に来たことがありますが、その時はすごく混んでいました。なので、お店をめぐるよりレトロな街並みを眺めたり、写真撮影を楽しみたいなら、遅めの時間に来るのはアリかも。

まだ開いていたお土産屋さんに入りました。私たち以外のお客さんは、全員外国の方々。街中を歩いていても感じたけど、本当に外国の方が多い。いろんな国の言葉が聞こえてきて、まるで海外にいるような感覚にすらなる(笑)。

その後、夜のひがし茶屋街を散策。昼間のにぎやかな雰囲気とはまた違う、しっとりとした静けさに満ちていました。

魅力あふれる金沢で過ごす1日

日帰りで訪れた金沢。金沢には何度か訪れていますが、名所がぎゅっと詰まっていて、改めて街歩きが楽しいエリアだと感じました。美しい駅舎、歴史あるお城や茶屋街、そして新鮮な海の幸を味わえる近江町市場と、金沢の魅力をたっぷり堪能しました。混みすぎていないので、観光しやすいのも嬉しいポイント。レトロ好きには金沢はおすすめなので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。