浅草の純喫茶「銀座ブラジル」でモーニングを堪能(コーヒー+トースト)

浅草の「銀座ブラジル」は、チキンバスケットやカツサンドなど、ボリュームたっぷりのメニューが人気の有名純喫茶です。

土地柄もあり、週末には観光客で混雑するお店ですが、平日は地元の常連さんが集う憩いの場。古き良き「街の喫茶店」といった雰囲気たっぷりの、素敵なお店です。

今回はモーニングを目当てに平日の朝に訪問してきました!

銀座でもブラジルでもなく、浅草の純喫茶|浅草「銀座ブラジル」

浅草の「銀座ブラジル」は、新仲見世通りにある純喫茶です。1階に「シカゴ靴店」があり、「銀座ブラジル」は2階にあります。

店名がややこしくて惑わされそうになりますが、銀座でもブラジルでもシカゴでもなく、浅草にあるお店です。

「銀座ブラジル」という店名の由来は、もともと銀座に本店があったことから。浅草店は昭和23年創業だそうです。

純喫茶が数多く軒を連ねる浅草ですが、その中でも「銀座ブラジル」は古くからある有名店。チキンバスケットやカツサンドなど、ボリュームたっぷりのメニューが人気です。

週末は純喫茶好きの方が遠方から来ることも多いですが、平日には地元の常連さんが数多く訪れます。
「銀座ブラジル」は朝9時開店と、比較的早めの時間帯から開いています。今回はモーニングを目当てに、平日の午前中に伺いました。

どこか懐かしい雰囲気の店内|浅草「銀座ブラジル」

階段をのぼり2階の「銀座ブラジル」へいざ入店!

店内はブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気。オレンジ色のやさしい照明がどこか懐かしい、レトロなムードを漂わせています。

入り口には演劇や舞台のチラシなどがずらり。もしかしたら、演芸場に出演している芸人さんなんかも、お客さんとして「銀座ブラジル」に通っているのかもしれません。

平日の午前中とあって、店内は空いていました。常連さんと思われる方が新聞を読んだり、店員さんと談笑していたり……。

「銀座ブラジル」は、ネット記事や雑誌などにもよく取り上げられる「観光地にある有名店」ではありますが、地元民に愛される「街の喫茶店」としての一面も垣間見えました。

トースト+コーヒーのモーニングセット|浅草「銀座ブラジル」

「銀座ブラジル」では、開店から14時までの間、お得なセットメニューがあります。
もちろん、カツサンドなどの揚げ物系人気メニューも朝から頼めますが、今回のお目当てはモーニングセットだったので、迷わずオーダー。

モーニングセット 660円

トーストに目玉焼き、サラダ、コーヒーで660円。おとく!!!

トーストは大きくて厚みもしっかりあり、食べ応え十分。表面カリッと中はふわふわの、王道トーストです。
バターがたっぷり染みているのも嬉しい。カットしてあるので食べやすかったです。

お花の形になっているにんじんがかわいい。こちらのにんじん、ピクルスのような感じで酢漬けになっていて、おいしかったです。
目玉焼きには味つけされていなかったので、卓上の塩をかけて食べました。

コーヒーもおいしい……昔ながらの純喫茶らしい、濃いめでしっかりとした味わいのコーヒーでした。店名から察するに、たぶんブラジル産の豆なんでしょう。

コーヒーショップが増えた昨今はいろいろな産地の豆が入ってきていますが、昔は日本に流通していたコーヒー豆はブラジル産のものがほとんどでした。ゆえに、古くからある喫茶店は昔からの味わいを守るために、ブラジル産の豆を使い続けているケースが多いようです。

【動画】店内の様子|浅草「銀座ブラジル」

浅草「銀座ブラジル」の店内の様子は動画でもご紹介しています。こちらもぜひ!

ちなみに、コーヒーのほか、「銀座ブラジル」さんには、純喫茶おなじみのクリームソーダもしっかりあります。

以前伺った時に飲んだクリームソーダ

がっつり食事をしに行くもよし、軽くお茶するもよし。浅草さんぽのひとやすみに、ぜひお立ち寄りください!

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙情報|浅草「銀座ブラジル」

※浅草「銀座ブラジル」は全席禁煙です。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。