浅草「珈琲アモール」で、バラのステンドグラスを眺めながらモーニング

浅草の「珈琲アモール」。店内に一歩足を踏み入れると、バラの模様のステンドグラスが出迎えてくれます。

軽食からガッツリ系の食事メニューまで一通り揃っていますが、今回のお目当てはモーニング。

ステンドグラスを眺めながら、優雅な気分で朝ごはんを食べてきました。

浅草駅から徒歩2分の純喫茶|浅草「珈琲アモール」

「珈琲アモール」は、浅草駅から200mほど、徒歩2分くらいの場所にある喫茶店です。

昔ながらの立て看板がいい味出してる。凝ったロゴやフォントを使っている看板も少なくありませんが、アモールさんはシンプルな書体で店名が書かれています。

チョコレートみたいなツヤツヤした茶色いタイルが貼りめぐらされたレトロビル。

ガラス張りの窓越しに、珈琲アモールの最大の特徴ともいえる「あるもの」が見えるのですが、わかりますかね? 写真だと少し見えにくいかもしれませんが。

では、中に入ってみましょう!

バラのステンドグラスが美しい店内|浅草「珈琲アモール」

珈琲アモールの扉を開けて一歩店内に入ると、左側の壁にある、「あるもの」に真っ先に目を奪われました。それは……。

そう、ステンドグラスです。

壁面にバラの模様のステンドグラスが並んでいます。めちゃくちゃきれい!

写真に写っているのは、私が座った店内奥側の席にある2枚。このほか、入り口側の席の壁面にも、ステンドグラスはありました。

ステンドグラスを店内に使っている純喫茶は多いですが、お店ごとに特徴があって素敵だな、と。ステンドグラスがあると、まるで美術品や絵画を眺めるような気持ちで、ついぼんやりと見入ってしまいます。

9〜11時限定モーニングセット|浅草「珈琲アモール」

「珈琲アモール」へ来た目的はもちろん、ステンドグラスだけではありません。
ふたつめのお目当ては、9〜11時の2時間限定のモーニングセット。

トースト、ソーセージ、サラダ、目玉焼きにコーヒーがついて680円。このボリュームでこのお値段。お安いですね。

トーストのパンはけっこう甘めでした。バター(マーガリン? かもしれません。昔からある喫茶店はマーガリンを使うお店も多いそうなので)の塩気と相まってあまじょっぱい感じでおいしい!

そして、テーブルに届いたときに一瞬、「あれ目玉焼きがいない?」と思いましたが、隠れていました。

トーストの下に。

目玉焼きの目玉部分は、表面の薄い膜だけに火が通っていて中トロトロのタイプだったので、上に置いてあるトーストをはがすときに、破れないかな……と心配でそ〜っと持ち上げました。いや破れてもいいんですけどね、どうせ食べるので。でもなんとなく。

ウインナーは切れ目が入ってぱりっと焼かれています。味が少し、一般的なソーセージとは違う感じがしました。魚肉ソーセージっぽさがあるというか……? うまく言い表せないのですが、懐かしい感じ。これまたおいしい。

食後はステンドグラスを眺めながら、コーヒーを飲んでのんびり。

モーニング以外にも、食事メニューが充実しているのが「珈琲アモール」の特徴。

カレーやハンバーグ、生姜焼き、焼きうどん、ナポリタンといったガッツリ系お食事メニューから、ケーキやクリームソーダなどの喫茶店メニューまで、幅広く揃っています。ガッツリ系のラインナップがほんとうにガッツリしている。ステンドグラスを眺めながら焼きうどんをすすりたい方には、珈琲アモールはすごくおすすめです。ぜひ。

ステンドグラスが素敵な喫茶店なら、上野の古城もおすすめですよ!

上野の純喫茶「古城」のレトロゴージャスな店内で、コーヒーと共に至福のひとときを

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙、支払い方法|浅草「珈琲アモール」

〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目36−11

※全席禁煙
※支払いは現金のみ

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。