東京ミズマチ – 浅草とスカイツリーをつなぐ高架下の新名所でカフェ&ショッピングを楽しむ

梅雨が始まる前の晴れた日に、浅草とスカイツリーの間にある東京ミズマチへ遊びに行きました。個性的なショップがたくさん入っているミズマチでぷらぷらお散歩を楽しみ、カフェでのんびりひとやすみ。すぐそばには芝生が広がる隅田公園もあり、スカイツリーを眺めながらのんびり過ごせます。天気のいい日のお散歩にぴったりなお出かけコースをご紹介します。

すみだリバーウォークを歩いて東京ミズマチへ

まずは浅草からスタートし、東京ミズマチへ向かいます。

途中、川沿いにひっそりと立つ石碑があります。ここは隅田川の渡船の跡地、山の宿(しゅく)の渡し跡です。

東京ミズマチがある墨田区向島は、江戸中期頃から墨堤(ぼくてい)と呼ばれ、行楽地として賑わっていました。特に桜の時期には観光客も多く、墨堤に向かう多くの人がこの渡船を利用したと言われています。

今は渡し船はでていないので、すみだリバーウォークを歩いて隅田川を渡ります。すぐそばの高架に走る電車を眺めながら、いざ東京ミズマチへ!

東京ミズマチ – 東武スカイツリーラインの高架下施設

東京ミズマチは2020年にオープンした複合商業施設です。ミズマチがあるのは、浅草とスカイツリーを結ぶ東武スカイツリーラインの高架下。カフェや雑貨店などさまざまなお店が並んでいます。

ミズマチのすぐ隣には広々とした芝生が広がる隅田公園があります。週末にはキッチンカーが出たり、大道芸が行われたりと賑わいます。

たくさんのお店が入っている東京ミズマチ。おすすめのお店をいくつかご紹介します。

個性的なデザイン雑貨が揃うお店 KONCENT(コンセント)

KONCENT(コンセント)はデザイン雑貨のお店です。個性的な雑貨が多くて楽しい!ミズマチに来たときはいつも覗きに来ます。

メガネの素材で作られているアクセサリー

例えば、メガネの素材を使って作られたアクセサリー。これはメガネの産地である福井県鯖江市の製品だそう。(夫が福井出身なので、福井と聞くとなんとなく親近感が湧く・笑)軽くてカラフルでかわいい!

コネクトすみだ[まち処]で墨田区のものづくり文化を味わう

墨田区は昔から”ものづくり文化”が盛んなエリア。コネクトすみだ[まち処]では、墨田区の企業が手掛けた製品が販売されています。

たとえば、1899年創業の硝子メーカー「廣田硝子」の製品があります。透け感のある乳白色の模様が美しいグラスは、繊細な作り。

また、G7広島サミットで外国の代表団に配布されたものと同じエコボトルも販売されています。このボトルは、間伐材(間伐の過程で出てきた木材)を使用しているそう。すごく軽かったです。

コネクトすみだ[まち処]では、他にもさまざまなアイテムが揃っています。それらの製品はすべて、墨田区の企業によって作らたもの。幅広いラインナップに、墨田区のものづくり文化の奥深さを感じました。

LATTEST SPORTS – カフェ・ボルダリング・サイクルショップ等が併設された複合施設

LATTEST SPORTSはスポーツ複合施設で、カフェやボルダリング施設などさまざまなお店が入っています。子どもが遊べる砂場スペースもあり、真夏の暑い日中に屋内で遊ぶのによさそう。今度子どもと利用してみたい!

この日は暑かったので、アイスのカフェラテを。日がよく入るカフェスペースは居心地のいい雰囲気。お昼寝する娘の横で、読書を楽しみました。

和菓子、ベーカリーカフェ…魅力的なお店がたくさん

ほかにもいろいろなお店があります。

墨田区・曳舟に本店がある和菓子のお店「いちや」では、大福やどら焼きが人気で、夏にはかき氷も提供されます。

むうやはベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」が運営するお店で、キューブ型食パン「ムー」の専門店です。ムーが大好きで、カフェスペースを利用したり、パンだけ買いに来たりとよく来ます。前日のパン(本来なら廃棄されてしまう)を3つ詰めたセット「エコパン」がお得でおすすめ。もちろん、通常のパンもおいしいですよ!

下町の魅力あふれる新名所 東京ミズマチでのんびり過ごす休日

ショッピングやカフェタイムなどを楽しめる東京ミズマチ。浅草と東京スカイツリーという観光スポットの中間にあるものの、週末でもそこまで混雑しません。自然も多く、ゆったり過ごせるのが魅力です。浅草やスカイツリーを訪れた際にはぜひ、東京ミズマチにも足を運んでみてください。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。