どこを切り取っても絵になる純喫茶「上野 古城」で至福のひとときを

どこを切り取っても絵になる純喫茶「上野 古城」で至福のひとときを

「よかったら広い席に座って。空いてるんだから、気にしなくていいのよ」

はじのほうの狭い席にこそっと座っていたら、お店のマダムにそう声をかけられた。

ゆったりとした4人がけの席に移動して、珈琲をすすりながら、店内をみわたす。

煙草をくゆらせながら、ひとり文庫本を読む男性。
互いの恋愛について語り合う、カップルではない男女。

地下に続く小さな入り口の先には、50年以上も前からたくさんの人が訪れ、今もなお愛されている、お城のような喫茶店があった。

上野の古き良き純喫茶「高級喫茶 古城」

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

ちょっと暗くなってきたわね。帰る前に、どこかでお茶しましょうか。

画像:みたら氏
みたら氏

そしたら、行きたい喫茶店があるんだ。近くだから行こう。

 

画像:みたら氏
みたら氏

ここだよ。「高級喫茶 古城」。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

あ、ここ私も来てみたかったのよね。

 

画像:みたら氏
みたら氏

お店はこの下。入口は小さいけど、店内はわりと広いみたいだよ。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

ステンドグラスにシャンデリア……入口からして豪華ね。

画像:みたら氏
みたら氏

見て、ドアの取っ手とか、階段の横の壁にも装飾があるよ。

入口のドアの取っ手
地下に続く階段の横の壁にも模様が

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

ほんとだ! 細かいところまで凝ってるわね。店内を見るのも楽しみ……!

シャンデリアにステンドグラス……優雅な雰囲気の中で珈琲をいただく至福のとき

地下に降りて店内に入ってすぐの床。「KOJYO」と店名が入っている
店内には、いくつものシャンデリアが

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

わーーー、素敵……!

画像:みたら氏
みたら氏

見て、奥にステンドグラスもあるよ。

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

意外と広いわね、どこに座ろうか迷っちゃう。端のほうの、二人がけの席にしましょうか。

画像:みたら氏
みたら氏

そうだね。

店内入って左側の、壁沿いの席からの眺め

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

あそこの壁、本物の岩よね。ほんと、どこもかしこもこだわってる感じ。
今時の喫茶店にこの雰囲気は出せないわよね。素敵だなぁ。

画像:みたら氏
みたら氏

あ、わたしちゃんの珈琲がきたみたいだよ。

 

画像:みたら氏
みたら氏

ここで珈琲を頼むと、男性は青いカップ、女性は赤いカップで出てくるんだって。昔からずっと変わらないそうだよ。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

へぇ〜、そうなんだ。
このカップ、すごく素敵。なんだか優雅な気持ちになれるわね。

50年以上もの長い間、たくさんの人に愛されてきた喫茶店

珈琲を飲んで少し経ったところで、「よかったら広い席に」とお店のマダムに声をかけていただき、広々とした4人がけの席に移らせていただきました。

 

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

店員さん優しいね。地下のお店だし「高級喫茶」って書いてあるから、ちょっと敷居が高いような印象だったけど、すごく居心地がいいな。

画像:みたら氏
みたら氏

メニューに挟んであった雑誌の切り抜きに書いてあったんだけど、このお店をつくったのは、さっきの女のひとのお父さんなんだって。
孫の代まで持つように、って考えて、シャンデリアも床もステンドグラスもぜんぶ、納得いくまで作り込んだみたい。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

そうなんだ。すごくセンスのいい人だったのね。

画像:みたら氏
みたら氏

ほんと、素敵だよね。創業は1963年だから……50年以上も前なんだ。
この空間で、たくさんの人が友達とお茶したり、デートしたり、いろんな時間を過ごしたんだろうね。

「この間、ドラマの撮影もあったのよ。クリスマスに放送されるんですって。あ、でも若い人は、クリスマスに家でテレビなんて見ないかしら」

なんて気さくに話しかけてくださるマダムと、たまに言葉を交わしながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

店内はどこを切り取っても美しい眺めで、きっとオーナーのお父様は、美意識が高くてセンスの良い、素敵な人だったに違いありません。

これからも長く続くであろう、このお店の歴史の中に、ほんの一瞬でも加わることができたことを、嬉しく感じました。

店舗情報

上野 古城
画像:みたら氏
みたら氏

【みたら氏の一口メモ】
全席喫煙可です。
店内はそれなりの広さがあるとは言え、タバコを吸う人が近くにいる場合はすこしケムさは感じます。
タバコが苦手な方はご注意くださいね。

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