大正創業のハイカラ洋食店が起源。和洋中幅広いメニューが揃う「浅草聚楽(じゅらく)」

「昔からお店の存在は知っていたけど、入ったことがないお店」に少しずつ足を運ぶのが、最近のマイブーム。

浅草・新仲見世通りにお店を構える「聚楽(じゅらく)」は、そんなお店のひとつでした。

和食・洋食・中華、そしてクリームソーダなど喫茶系メニューも。幅広いラインナップが魅力の、大衆食堂です。

大正創業の大衆食堂|浅草「聚楽(じゅらく)」

「聚楽(じゅらく)」は、大正13年(1924年)に東京神田須田町にオープンした簡易洋食「須田町食堂」の系譜を継ぐレストランです。浅草のほか、上野にも同名のお店があります。

運営元である株式会社聚楽は創業以来、「須田町食堂」のほかファミレスの先駆けとなる上野「聚楽台」を始め、数々のレストランを展開してきました。

現在は、「昭和レトロでお洒落なレストラン」をコンセプトに、創業から約100年もの歴史が詰まったハイカラ洋食を提供しています。

ちなみに、「須田町食堂」(秋葉原)はハイカラ洋食専門レストランで、 「レストランじゅらく」(浅草・上野)は洋食・和食・中華といろいろなものが食べられる大衆食堂、という棲み分けのようです。

店内はノスタルジックな雰囲気|浅草「聚楽(じゅらく)」

店内に一歩足を踏み入れると、なんとも言えないノスタルジックな雰囲気を感じます。

たしかに、洋食屋さんというよりは大衆食堂、ファミレス、という感じの雰囲気かも。

店内に貼ってあるアサヒビールのポスターがレトロテイストで素敵だった。お店の雰囲気にすごくマッチしています。

和洋中、幅広いメニューラインナップ|浅草「聚楽(じゅらく)」

じゅらくの人気メニューのひとつが、大人のお子様ランチ。

オムライス、ハンバーグ、海老フライ、ナポリタン、若鶏の唐揚げがセットになって税込1,980円。

めっっちゃくちゃおいしそうじゃん!!!!! とすごく気になったものの、この日は胃の調子が悪く(泣)、無難にうどんにしました……。

うどん+ミニかき揚げ丼のセットでしたが、かき揚げ丼なしにできるかどうかを聞いたところ「できますよ」とのことだったので、うどんのみに。

ミョウガとレモン、大根おろしでさっぱり。おいしかったです。和食系のメニューでいうと、お刺身とかもありました。あとは中華であんかけ焼きそばとか。
クリームソーダやスイーツ系、お子さん向けメニューもあり。家族みんなでわいわい食事をするのによさそうな、まさにファミリーレストラン、といった感じのお店です。

うどんもおいしかったんですが、洋食店が発祥ということなので、今度はぜひ洋食系メニューを食べてみたいな、と思います!

老舗の洋食でいうと、神保町のランチョンもおすすめ! 明治創業のビヤホール・洋食店です。

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙情報など|浅草「聚楽(じゅらく)」

住所:東京都台東区浅草1-23-9
アクセス:地下鉄銀座線浅草駅徒歩8分/つくばエクスプレス浅草駅徒歩3分/東武伊勢崎線浅草駅徒歩8分

電話番号:03-3841-5025

営業時間:
月~金、祝前日: 11:30~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30) 17:00~20:00 (料理L.O. 19:00 ドリンクL.O. 19:00)
土、日、祝日: 11:00~20:00 (料理L.O. 19:00 ドリンクL.O. 19:00)

定休日:無休

※全席禁煙です

公式サイト:https://juraku-asakusa.owst.jp/

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。