新宿「名曲・珈琲 らんぶる」のクラシックが流れる空間で、贅沢な時間を

新宿でひとやすみしたい時に、混雑していない喫茶店を探すのは、至難の技だ。

駅近のカフェをいくつまわっても、席がない。
座れたとしても、隣の人と距離が近くて落ち着かない。
待っている人がいるから、長居もできない。

ゆったり長居できるカフェ、どこかにないかな……と思っていたら、見つけました。
新宿の、「名曲・珈琲 らんぶる」です。

地下はなんと200席! 新宿の喧騒を忘れてゆったりできる|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

「名曲・珈琲 らんぶる」は1950年創業。新宿区の地域文化財にも指定されている、歴史ある純喫茶です。

お店があるのは、新宿三丁目駅のすぐ近く、歩いて1分ほどの距離です。新宿駅から歩いても、5分もかからない場所にあります。

1階が喫煙席で、地下が禁煙席。私はタバコを吸わないので、地下のフロアに行きました。

※追記:2021年12月にネットの口コミ等確認したところ、1階は閉鎖されていて【全席禁煙】の可能性があります。コロナの影響で1階の喫煙席が閉鎖されているだけで一時的なものなのか、今後も全席禁煙に移行するのかは不明です。

粗めのしっくい塗りの壁がムードたっぷり……。
人気店なので行列ができていることも多いのですが、平日に行ったおかげか並ばずにすみました。

地下は200席の広々空間|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

地下フロアは、入り口や1階席のようすからは想像できないくらいの広々空間!
席数は全部で200席あるそう。地下なので窓はないものの、席の間隔が広くて天井が高いので、開放的な雰囲気です。

メインフロアの頭上には、シャンデリアが輝いています。貴族の邸宅の中にある舞踏会が行われる部屋、といった印象。

ストライブ模様の赤いベロアのソファーがおしゃれ。床の柄も素敵です。どこもかしこも素敵で、きょろきょろと店内を眺めてしまいます。

クラシックが流れるゆったりとした雰囲気の中で、ベロアの赤いソファに身を沈めながら過ごす……なんて贅沢な時間なんだ……!

モンブランとピザトーストを注文|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

軽食メニューやスイーツなどいろいろなメニューがありましたが、この日はケーキセットを注文。

ケーキは全部で六種類でした。

  • ショートケーキ
  • アップルパイ
  • ニューヨークチーズ
  • モンブラン
  • ガトーショコラ
  • アーモンドミルク

いつもはショートケーキを頼みがちなのですが、この日はふと思いついて、店員さんにおすすめを聞いてみました。
女性の店員さんがにこやかに「モンブランがおすすめです!」と言ってくださったので、おすすめどおりにモンブランを注文することに。

モンブランを食べたのは何年ぶりだろ?
苦手だから避けている、というわけではなく、なんとなく他のものを選ぶことの方が多いから……というだけなんですが、久しぶりのモンブラン、おいしかった!

自分で決めたい派なので店員さんにおすすめを聞くことはそんなにないんですが、あえて他の人に選択をゆだねることで、ふだんと違う選択肢を選べるのは、それはそれで楽しい。

「新宿 らんぶる」の創業は1950年。その頃時の新宿は?|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

「名曲・珈琲 らんぶる」は、1950年創業。

1945年に第二次世界大戦が終わり、1950年には戦争の影響で輸入が停止されていたコーヒーの輸入が再開。輸入されたコーヒーの9割以上は、個人経営の喫茶店で消費されていました。

このころはやっていたのが、「ジャズ喫茶」「歌声喫茶」といった、音楽系の喫茶店。クラシックがかかっている「名曲・珈琲 らんぶる」は、「名曲喫茶」です。

当時は個人経営の喫茶店が中心で、店主のこだわりが店に色濃く反映されていた時代だそう。

どの場所でも同じ味、同じような内装で一定のクオリティが保たれているチェーンの喫茶店にも、それはそれで価値はあるけれど、その場所に行かないと味わえないこだわりが詰まった、独自の文化を感じられるお店に心惹かれるのです。

追加写真|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

別日に行ったときに撮った写真を追加します。

・2019年7月

・2021年3月

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙情報など|新宿「名曲・珈琲 らんぶる」

1階:喫煙、地下:禁煙です2021年12月にネットの口コミ等確認したところ、1階は閉鎖されていて【全席禁煙】の可能性があります。コロナの影響で1階の喫煙席が閉鎖されているだけで一時的なものなのか、今後も全席禁煙に移行するのかは不明。

参考URL
ウィキペディア|日本における喫茶店の歴史

浅草出身のレトロ好きライター。Webマガジン「てくてくレトロ」主宰、明治〜昭和の喫茶店にまつわるコラムや取材記事の執筆。