東京レトロ散歩・丸の内|大江戸骨董市、皇居外苑の夕暮れ[YouTube]

今回は、明治期の都市開発で日本初のオフィス街として発展を遂げた東京・丸の内をお散歩。

有楽町フォーラムで毎月開催している大江戸骨董市へ行き、そのあと丸の内仲通りを散策。東京會舘(高級)に半袖短パンで迷い込んであたふた、そして夕暮れ時の皇居外苑をお散歩。そんな休日のようすをお届けします。

訂正:「丸の内仲通りはシャンゼリゼ通りを参考に整備された街」は不確かな情報です

動画内で「丸の内仲通りはシャンゼリゼ通りを参考に整備された街」と記載していますが、こちら明確な根拠となる情報が確認できませんでした。(以前参照した記事が非公開になっており、他に同様の情報が書いてある、信ぴょう性の高い記事が見つかりませんでした) 不確かな情報を記載してしまい、申し訳ありません。

「丸の内仲通りはシャンゼリゼ通りをモデルにしたらしい」という内容が書かれたWeb記事等をいくつか見かけたため調べてみましたが、2014年に東京都の舛添知事(当時)が「東京シャンゼリゼプロジェクト」について発言する中で丸の内仲通りについても言及があり、おそらくそのあたりの情報が混ざってしまったことが原因ではないかと考えています。

新橋・虎ノ門間「新虎通り」では、東京の道路を魅力的な空間に変身させる「東京シャンゼリゼプロジェクト」の第一号となるオープンカフェが誕生します。
(中略)
現場には、様々な政策の可能性が埋もれております。例えば、メインストリートである丸の内の仲通りや、和の風情を具えた日本橋室町の仲通りを歩行者専用にすれば、さらなる賑わいが生まれます。

引用元:
平成26年第二回都議会定例会知事所信表明 – 2 新たな都政の政策展開(首都東京の新しい姿)

なお、丸の内仲通りを開発したのは三菱地所ですが、三菱地所のWebサイトでもシャンゼリゼを参考に……といった情報が書かれている記事は見つかりませんでした。(以下は三菱地所による丸の内仲通りの開発について記載されたWebページです)

三菱地所と丸の内「人の営みを育む」都市開発で、街と人の関わりを再構築。
土木学会デザイン賞2013 最優秀賞 丸の内仲通り

動画制作時の参照元URL

三菱地所の歩み
絵葉書|丸の内 三菱銀行 
絵葉書|帝国劇場ト東京会館 The Imperial Theater and the Tokyo Kwaikwan
東京會舘 HISTORY

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。