【閉店】中野のレトロな喫茶店「アザミ」の自家製プリンで自分を甘やかす

※「アザミ」は2020年12月に閉店しました。

「甘いもの食べたくない?」
中華料理屋でラーメンと餃子をたらふく食べて店を出たあと、腹ごなしに中野を散策しているときに、さんぽ友達のみたら氏がポツリと言った。

どうやら、行きたいお店があるみたい。お腹いっぱいとはいえデザートは別腹。ニンニクたっぷりの餃子で口の中が「しょっぱい」に偏っていて、ちょうど甘いものを欲していたところだったから、二つ返事でOKをし、一軒の喫茶店に向かった。

創業は1959年。中野の老舗喫茶店「アザミ」

写真:アザミ外観

画像:みたら氏
みたら氏

あった、このお店だよ!

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

かわいらしいお店ね! メニューはどんな感じなのかしら……?

写真:アザミ外観・メニュー看板

画像:みたら氏
みたら氏

デザートの種類は豊富だし、トーストやパスタにカレー、ハンバーグとか、食事系のメニューも揃ってるみたい。ここでいいかな?

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

もちろん。入ってみましょう!

昭和の香りただよう中野「アザミ」には、本格的な洋食メニューも多数

写真:アザミ店内

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

昔ながらの喫茶店、って感じの落ち着ける雰囲気でいいわね。

画像:みたら氏
みたら氏

ここはたしか、1959年創業だったかな。中野って全体的に、昔ながらのお店が多いイメージがある。いい街だよね。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

そうね。昔から長く住んでいる人も多いのかな? きっとこのお店も、昔からの常連さんがたくさんいるんでしょうね。

写真:アザミ店内

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

黒板メニューに本日のおすすめが書いてある。ポワレにクワトロフォルマッジ……レストランみたいな本格的なメニューね!

画像:みたら氏
みたら氏

噂によると、シェフがフレンチ出身の方みたいだよ。レトロな雰囲気の喫茶店で本格フレンチが味わえるなんて、素敵だよね。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

そうなんだ! 今日はごはんを食べて来ちゃったけど、今度食事もしに来たいわね。

中野「アザミ」の自家製カスタードプリンで、幸せ気分に

画像:みたら氏
みたら氏

ここは、お料理も本格的だけど、デザートも美味しいって評判なんだよ。プリン好きの友達がいてさ、「一度ここのプリンを食べてみて!」って言ってたから、ずっと来たいなって思ってたんだ。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

へぇ、じゃあプリンを注文しましょ!

写真:アザミ・プリン

画像:みたら氏
みたら氏

フルーツに生クリーム、カラメルソース、その上に銀色のアラザン……。すごく華やかなプリンだね!

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

本当、素敵ね! お皿のカスタードソースが少し焦げてるけど、これバーナーで炙ってるのかしら? 手が込んでるわね!

画像:みたら氏
みたら氏

ではさっそく、いただきます!(もぐ)
……うん、おいしい! プリンはしっかりめの食感だね。バニラの香りとカラメルの苦味がふわりと口の中に広がって、最高だなぁ。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

上に乗ってるフルーツは……いちごとブルーベリー、それにドライイチジクね。プリンと一緒に食べるとまた違った味わいが楽しめていいわね。

画像:みたら氏
みたら氏

甘いものって、幸せな気持ちになるよね。毎日いいことばかりじゃないけどさ、ちょっとした楽しみを日々の中に取り入れていきたいよね。

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

そうね。カロリーはちょっと気になるけど、たまには自分を甘やかすのも大事よね。

画像:みたら氏
みたら氏

おっ、スイーツだけに「甘やかす」ってこと? うまいこと言うね、わたしちゃん。
さて、帰りは一駅歩こうか。自分を甘やかしたあとは、しっかり運動もしなきゃね!

画像:わたしちゃん
わたしちゃん

そうね、おさんぽしながら帰りましょ!

※コロナウイルス流行前に訪問しました。最新情報は店舗までお問い合わせください。

中野「アザミ」 店舗情報

画像:みたら氏
みたら氏

【みたら氏の一言めも】こちらは、完全禁煙のお店です。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。