【おさんぽエッセイ】10年前にカエルの脚を食べた下北沢

小田急線沿線の大学に通っていたので、10年前くらいにはよく行っていた、下北沢。

ひとりでふらりと買い物をしに行ったり、大学の友達と一緒に飲みに行ったり、彼氏と遊んだり。下北で一人暮らしをしている子もいて、実家から通っていたわたしはとてもうらやましかった。

一番印象に残っているのは、タラートという居酒屋でカエルの唐揚げを食べたこと。見た目は衝撃的だったけど、味はまぁまぁ美味しかった記憶がある。

先日、久しぶりに下北に行ったら、「下北線路街空き地」なるものができていた。

空き地は今年の9月にオープンしたそう。イベントスペースとして使われているようで、わたしが行った日には、パンのイベントがやっていた。でも、夕方だったからもう終わりかけで、閑散としていた。

ぱぱぱぱぁ〜ん◎

今度イベントをやってる時間帯に、また来てみよう。

さんぽの途中に立ち寄ったお店メモ。

【ANTIQUE LIFE JIN】

アンティークショップ。風呂敷を買った。
何の柄かよくわからずに購入したのだけど、とうがらし? 絹さや?? と思って調べたら、「豆」らしい。

Peche(ペッシュ)

お店の写真はないので買ったピアスの写真のみ。こちらはフランスの雑貨とかヴィンテージアクセを売っているお店。このピアスは、フランスのデッドストック品、とポップに書いてあった。

パンケーキパイを食べ歩き。むちむちと弾力のあるパンケーキを、パイ生地でサンドしているおやつ。たまたま見つけたのだけど、購入してうしろを振り返ったら大行列になっていた。これ、流行っているお菓子なの?

夕食は「大人のハンバーク」。ふるふるの黄身をとろりとくずして、ハンバーグに絡めて食べる。美味しくないわけがない。

「あの椅子」も見てきました。

カエルの唐揚げの店は、閉店したらしい。

どんどん店は変わっていくけど、下北はずっと、懐かしいままだ。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。