「せつない気持ちのゴミ捨て場」がコンセプトの喫茶店「不純喫茶ドープ」。
中野、上野御徒町、原宿(※期間限定、2022/1/10まで)に続く4店舗目が、2021年11月12日(金)に神田にオープンしました。
開店前のレセプションにお伺いしてきたので、お店の様子やメニューなどをご紹介したいと思います!
※本記事はレセプションでの体験をもとに執筆しています。記事作成にあたり原稿料はいただいておりません。
真っ赤な看板が目印|不純喫茶ドープ神田店
不純喫茶ドープ神田店は、神田駅(JR中央・京浜・山の手線/地下鉄銀座線)と新日本橋駅(JR総武線)の間くらいにあります。それぞれの駅からは、歩いて5分弱です。
小伝馬町駅(日比谷線)からも徒歩7〜8分なので、かなりアクセスしやすい場所です。
真っ赤な看板を目印に、路地に入ったところにすぐにお店が見えてきます。
都内に複数店舗を構える不純喫茶ドープは、店舗ごとにカラーが決まっているそう。
中野店は青、上野御徒町店は緑、原宿店は黄色。そして、こちら神田店は赤です。
看板と同じく、真っ赤なファサードがインパクト大!
ドープの象徴とも言えるさくらんぼのネオンは、神田店にもしっかり飾られていました。
喫茶店といえば食品サンプル! 小さいころから、洋食屋や喫茶店の店頭に飾られている食品サンプルを眺めるのが好きでした。なんだかわくわくするんですよね。
期待を胸に、いざ店内へ。
純喫茶の内装をそのまま活かし、居抜きでオープン|不純喫茶ドープ神田店
不純喫茶ドープ神田店は、この地で長らく営業していた「リンダ」という純喫茶の跡地に、居抜きでオープンしたそう。
リンダの内装をほぼそのまま活かした店内は、新しくオープンしたお店とは思えないほどのレトロな雰囲気で満ち溢れています。
ドープさんは全面禁煙ですが、前身のリンダさんはタバコが吸えたお店だったよう。壁が茶色くなっているのは、タバコのヤニの影響でしょうか。
タバコを吸わない私にとっては禁煙なのはありがたいですが、すすけた壁になんともいえない郷愁を感じるのもまた事実。
昭和初期には打ち合わせで会議室代わりに、仕事の合間の一服など、ビジネス利用が多かった喫茶店。しかし、コーヒーチェーンの台頭やビジネスシーンの変化により、個人経営の喫茶店は苦戦を強いられる時代がしばらく続きました。
昨今は、昭和レトロブームやSNSの流行により、レトロな喫茶店がまた注目を集めるようになりました。しかし、オーナーさんの高齢化や、最近ではコロナ流行の影響などもあり、閉店されるお店も少なくありません(リンダさんの閉店経緯はわかりませんが……)。
閉店は残念なことですが、お店が取り壊されてしまうケースも多い中、時代を経て多くの人に愛されてきた喫茶店の雰囲気を残して新しいお店に生まれ変わるのは、すごくいいなと感じます。
クリームソーダと新メニューのオムライス|不純喫茶ドープ神田店
不純喫茶ドープ神田店のオープン日と同時に新たなメニューとして加わったのが、オムライスとミートソースパスタ。
中野・上野御徒町・神田の3店舗で食べられるようです。
新メニューと聞いて食べないわけにはいかない……! ということで、オムライスをいただきました!
チキンライスが薄焼きたまごでくるまれている、昔ながらのオムライス。おしゃれカフェのとろふわオムライスとは一線を画した一品です。メニューに「実家系オムライス」とありますが、まさに! という感じ。
第一印象で、「ぱっつぱつ!」と思いました。まるまるとしている。米の量がすごい。
ケチャップライスはしっかりめの味。チキンがごろごろ入っていて、お米の量と相まって食べ応え抜群!
クリームソーダも注文。神田店カラーの赤・いちごにしました。(ノンアルコールver)
クリームソーダは、いちご(赤)のほか、ソーダ(青)、メロン(緑)、はちみつレモン(黄)があります。定番カラーの緑もいいですが、ほかの色もかわいい!
不純喫茶ドープさんの「不純」の由来は、アルコールメニューがあること。もちろん、神田店でもお酒を楽しめます。
窒素ガスを合わせてサーバーから出すコーヒー「ニトロ」を使ったアルコールメニューや、「クリームソーダハイ」など、不純喫茶ドープならではのメニューをはじめ、サワーやハイボール、ビールといった定番メニューもしっかりあります。
オムライスとクリームソーダで、かなり満腹……!
オムライスは量が多いので、ほかのメニューも頼みつつシェアしながら食べてもいいかもしれません。
以前、上野御徒町店にお伺いしたことがありますが、神田店もやっぱり素敵でした。
こうなると、中野と原宿のお店も制覇したくなるな……!
今度ぜひ行ってみたいと思います。
【店舗情報】不純喫茶ドープ神田店
住所:東京都千代田区神田西福田町 聖徳ビル 1階
※全席禁煙です。
※現金不可、キャッシュレス決済のみ