“日本のいいもの”が大集合!ふろしき、てぬぐいの浅草「小池商店」

とあるお店の前にある、キリっとした表情がかわいらしいかえるの像。

気になりつつも、今までは通りすぎるだけだったその場所。ある日ふと気になってのぞいてみたら、どうやらふろしきやタオルなどを販売しているお店のよう。

色とりどりの商品が目にも楽しい浅草の小池商店さんで、買い物をしてきました。

“日本のいいもの”を集めたお店|浅草 小池商店

小池商店は「日本のいいもの」をテーマに、ふろしきやタオルなどを販売しているお店。
仲見世と、浅草公会堂の脇の2店舗があります。

今回伺ったのは、浅草公会堂脇のほうのお店。

真っ先に目に入るのは、このかえるの像。小池商店さんのオリジナルキャラクター「けろ吉」だそう。

キリッ!

このあたりを歩くことも多いので、「かえるがいるな……」と前々から認識してはいたものの、お店の中をのぞいたことはなく。
今回、初めて入ってみました。

ふろしき、てぬぐいなどが所狭しと並ぶ店内|浅草 小池商店

店内には、タオルやふろしき、てぬぐい、はんかちなど日本各地の商品がずらり!

和モノ好きとしては、もうこの空間にいるだけで楽しい!
商品を眺めていると、店主が気さくに声をかけてくださり、「この商品はどこそこの特産品で……」など、詳しい説明をしていただけました。

オリジナルキャラクター「けろ吉」のグッズもたくさんありました。

けろ吉をデザインしたのは、フリー素材でおなじみのいらすとやさんなんだとか。
店内には、いらすとやさんとのコラボグッズもありました。

レジ奥にはけろ吉ののれん。後ろ姿がかわいい

小池商店では、春からつまみ細工の教室も開催するようです。

具体的にいつごろから、というのは未定のようでしたが、おそらくSNSで告知があるんじゃないかな、と……。
気になる方は、小池商店さんのインスタをチェックしてみてくださいね。

購入品&てぬぐいバッグを作ってみた|浅草 小池商店

奈良県の特産品である蚊帳生地のはんかちを2枚購入しました。

「蚊帳生地」は蚊帳に使う生地とのこと。糸くずが出にくいのでふきんとして用いられることも多いのだとか。
糊でパリっとしていますが、何度か洗うとふわふわになるそう。店頭でふわふわバージョンのものを触らせてもらい、手触りのよさでこちらにしました。

こちらはアボカド柄。珍しいな、と思って一目で気に入りました。
数回洗っていますが、まだ糊のパリッと感が残っています。1〜2回洗っただけでは糊は取れないようですね。ふわふわになる日を楽しみに、使い続けていきたいと思います。

お店で店主に「家にふろしきはあるけど、使い方がわからずしまいこんでいる」という話をしたところ、ふろしきを結んでつくるバッグの作り方を教えていただきました。

作り方の説明書きもいただいたので、家にあるふろしきで試してみることに。

ちなみにこちらは、竹久夢二の豆セイジという柄のふろしきです。
うすい水色に赤い豆がアクセントになっていて綺麗だな、と気に入って購入したものの、いまいち使いこなせずにしまったままになっていました。

完成! 思ったよりも簡単に作れました。
畳みジワのせいでよれよれ感がありますが、アイロンで伸ばしてから作ればもっといい感じになりそう。
エコバッグにちょうどいいサイズ感。シンプルなワンピとかに合わせて持ってもいいかも。

ふろしきバッグの作り方は、小池商店さんのYouTubeで詳しく解説されています。

ドロップバッグ以外にもいろいろなパターンのバッグの作り方が紹介されているので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

また、てくてくレトロのYouTubeチャンネルでも小池商店さんの紹介をしていますので、こちらもあわせてご視聴いただけると嬉しいです!

和モノが好きな方は、浅草のてぬぐい専門店「染の安坊」さんもおすすめですよ。

創業は明治40年。浅草のてぬぐい専門店「染の安坊」で“粋”と出会う

【店舗情報】浅草 小池商店

〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目29−8

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。