創業は明治元年。浅草の日本茶専門店「増田園総本店」で150年の歴史を感じる

創業はなんと明治元年。浅草一丁目に店舗を構える日本茶専門店「増田園総本店」。

筆者の浅草の実家では、梅園のあんみつや舟和の芋ようかんなど和菓子がおやつに出ることも多く、それらとともに日本茶を飲む機会も、おそらく他のご家庭よりは多かったのではないかと思います。

実家では母が茶葉を買っていたので自分で購入する機会はありませんでしたが、今回増田園総本店さんへ訪問し、茶葉を購入。
茶葉はオンラインでも購入可能なので、オンラインショップ情報もあわせてご紹介します!

創業から約150年の超老舗|浅草「増田園総本店」

浅草の「増田園総本店」は、東武線の中央口・銀座線の8番出口(地下街からつながる出口)から出てすぐのところにあります。

今も昔も変わらない、このたたずまい。

浅草の実家にいたころ、増田園のすぐ近くにある「神谷バー」2階のレストランに家族でよく通っていたのですが、食事のあとには増田園の店頭で売っている抹茶ソフトクリームを買って、家族みんなで食べながら帰るのが定番でした。懐かしいなぁ。

店頭では、お茶(茶葉ではなくその場で飲めるもの)や抹茶ソフトクリームを販売しています。
店内に席はありませんのでご注意を!

実家にいるころは自分で茶葉を買うことはなかったので、店内には入ったことがなく……。
今回初めて店内に入り、茶葉を購入してきました。

茎茶とほうじ茶を購入!|浅草「増田園」

購入したのはこちらのふたつ。ほうじ茶と茎茶です。

茎茶 しらおり

静岡茶の茎茶です。茎茶は、その名のとおり茎の部分を集めたお茶のこと。棒状なので、「棒茶」とも呼ばれるそうです。
「茶柱が立ちやすいお茶ですよ」と店員さんに教えていただき、なんだか縁起がよさそうだ、と思って購入しました。

茎部分なので一般的な緑茶よりも草のような香りがある、とのことで、飲んでみたところたしかに青みのある味のような気はしましたが、飲みにくい草っぽさではまったくなく、おいしかったです。

ほうじ茶 極上 H-1

同じシリーズで、約500〜1000円とグレードによって値段が違ったものがあったのですが、真ん中くらいのにしようと思い、100g 864円のこちらにしました。

ほうじ茶はカフェインが少ないので、夜に飲む用に購入。
また紅茶やほうじ茶など、発酵しているお茶は体を温める効果があるそうなので、体が冷えている感じがする時にも飲むようにしています。

オンラインショップもあります|浅草「増田園総本店」

「増田園総本店」さん、明治元年創業の超老舗なのに、オンラインショップやSNSもしっかりやっていらっしゃいます。すごいな!

せっかくならお店に一度は足を運んでみてほしいのですが、「浅草にはなかなかいけないけど、増田園さんのお茶が飲みたい!」という方はオンラインショップをのぞいてみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】浅草「増田園総本店」

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。