“魔性の味”のミルク珈琲でほっこり。純喫茶「オンリー」(浅草5丁目店)

「オンリーは、うちの他にもう2軒あるんですよ」と教えていただいたのは、浅草の合羽橋道具街(西浅草)にある喫茶店「珈琲オンリー」へ行った時のこと。

合羽橋のほかには、浅草5丁目と南千住にあるとのことで、そちらの2店舗にも行ってみたいなと思っていましたが、先日浅草5丁目店の近くへ行く用事があったので、立ち寄ってみました。

合羽橋のお店と同じく「魔性の珈琲」が味わえる、素敵なお店です。

浅草〜三ノ輪間の住宅街にある純喫茶|「オンリー」浅草5丁目

浅草〜南千住エリアに3店舗ある「オンリー」の系列店のうちのひとつ、浅草5丁目のオンリーは、浅草3丁目〜5丁目をつなぐ千束通りを北上した先にあります。浅草から三ノ輪方面に向かう途中(やや浅草寄り)、と言った方がわかりやすいかもしれません。

オレンジのファサードに書かれているロゴは、合羽橋のオンリーさんと同じものですね。

合羽橋「珈琲オンリー」の看板

ちなみに、「マツコの知らない世界(TBS)」や「飯尾和樹のずん喫茶(テレビ東京)」で紹介された「珈琲オンリー」は、【合羽橋/西浅草】にある店舗です。
テレビで紹介されたメニュー(厚焼きトースト、ハニートースト)は浅草5丁目店にはありませんのでご注意を!!

▼合羽橋/西浅草の「珈琲オンリー」の情報を知りたい方はこちら

さて、浅草5丁目のオンリーに話を戻します。

「オンリー(浅草5丁目店)」があるあたりは、駅があまり近くになく……。
一番近いのが、つくばエクスプレスの浅草駅。そのほかの周辺の駅は以下。

  • つくばエクスプレス浅草駅から徒歩8分
  • 地下鉄/東武浅草駅から徒歩16分
  • 地下鉄入谷駅から徒歩13分

ちなみにGoogleマップでの分数なので、のんびり歩いたらもっとかかります。

エリアとしては吉原に近いのですが、このあたりは住宅街も多く、猥雑な雰囲気はありませんのでご安心を。

合羽橋店のママさんに教えていただいたのですが、浅草5丁目店が3店舗の中で一番古くからあるお店だそう。合羽橋店のマスターのご両親が経営されている、とのことでした。

ちなみに南千住店は、浅草5丁目店で昔から働いていた従業員の方が、のれん分けの形で開いたお店なんだとか。

3店舗とも、合羽橋店で焙煎したコーヒー豆を使用しているそうです。

店内では地元の常連さんがくつろぐ|「オンリー」浅草5丁目

店内は、ところどころに置かれているグリーンと木の壁がナチュラルな印象。
私が座ったのは入り口に入ってすぐのテーブル席ですが、奥にはカウンター席もありました。

奥にひょうたんがいくつもぶら下がっているところがありますが、その下がカウンター席です。

私の斜め前の席では、地元の常連さんとおぼしき人が、店員さんと楽しげにおしゃべりされていました。どの駅からもほどほどに遠い住宅街にある喫茶店、ということで、やはり地元の方が多いのでしょう。観光客も多い合羽橋店とは、また違った雰囲気です。

魔性の味のミルク珈琲|「オンリー」浅草5丁目

この日飲んだのは、ホットのミルク珈琲。

「魔性の味」のキャッチフレーズがついているオンリーの自家焙煎コーヒーをミルクで割った、優しい味わいです。

オンリーさんのコーヒーはしっかりめの味わいなので、ミルクと割ってもコーヒーの風味を感じられるのがいい。
コーヒーはブラックで飲むことが多いですが、オンリーさんのミルク珈琲はたまに飲みたくなります。

「合羽橋店のマスターのご両親が経営されている」とのことでしたが、その日いらっしゃった女性の店員さんは、年代的にマスターのお母様といった感じではありませんでした。ご高齢のようなので、お店には立っていないのかもしれません。

今度は南千住店にも行ってみたいな、と思います!

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙情報など|「オンリー」浅草5丁目

住所:〒111-0032 東京都台東区浅草5丁目17−2 オンリー
電話:03-3873-6080
営業時間:10:00-〜9:00、日曜休み(※Googleマップ情報のため、詳細は店舗までお問い合わせください)

※全席禁煙です。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。