懐かしくて新しい。魅力溢れる下町・谷根千を散歩する休日

東京の谷根千は、谷中、根津、千駄木の3つの地域を合わせたエリア。懐かしい下町の風情と新しい魅力が融合しています。

今回は、そんな谷根千を巡るおすすめスポットをご紹介。レトロな喫茶店「カヤバ珈琲」や古民家をリノベーションした施設「上野桜木あたり」、桜の名所として知られる「谷中霊園」など、ゆったりと散策しながら楽しむことができる場所ばかりです。

心温まる谷根千散歩へ、一緒に出かけましょう。

懐かしい雰囲気ただよう喫茶店、カヤバ珈琲

まず訪れたのはカヤバ珈琲。1938年創業のカヤバ珈琲、実は一度閉店しています。地元住民の要望を受けて再オープンしました。

店内に入ると、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂います。私が注文したのはたまごサンド。ハーブの香りがほんのりと漂い、ふわふわの食感がたまりません。

夫はハヤシライスを頼んでいて、こちらもおいしかったそう。コーヒーとココアが半分ずつ入っているオリジナルドリンク「ルシアン」は優しい甘さで、ほっと一息つける味わいでした。

元銭湯の現代ギャラリー、古本屋…レトロな街並みを散歩

カヤバ珈琲を出たら、レトロな街並みをお散歩。谷根千には昔ながらの日本の下町の雰囲気が色濃く残っています。

元銭湯をリノベーションした現代アートギャラリー「SCAI THE BATHHOUSE」や古本屋「木菟(みみずく)」など、趣あるスポットが点在しています。

古民家をリノベーションした複合施設 上野桜木あたり

次に訪れたのは「上野桜木あたり」。1938年築の古民家をリノベーションした複合施設で、クラフトビールの店やオリーブオイルと塩の店、マダガスカルの雑貨店など、個性豊かなショップが集まっています。

「谷中ビアホール」では、春限定のSAKURAビールを販売していました。ビール片手に、のんびりとしたひとときを過ごしている人もちらほら。昔ながらの建物の趣と新しいセンスが融合した独特の空間を楽しみました。

実は桜の名所!谷中霊園をぶらり

谷根千エリアで特に春に訪れたいのが谷中霊園です。明治7年に開園したこの霊園は、徳川慶喜や横山大観などの著名人のお墓があることで知られています。

春になると、霊園内の桜が美しく咲き誇り、多くの人々が花見に訪れます。外国の方も多かったです。ベンチに座りながら、ゆっくりと桜を鑑賞する時間は格別でした。

昭和レトロな商店街 谷中ぎんざ。やなか珈琲でコーヒー豆購入

谷中霊園を抜けて、谷中ぎんざへ。谷中ぎんざは約80年前に誕生し、今も多くの地元住民に愛されています。

39円(安い!)のコロッケや猫のしっぽの形をしたドーナツなど、お手頃価格で美味しい食べ物を楽しめます。

谷中ぎんざを抜けたところにあるやなか珈琲では、その場で焙煎された新鮮なコーヒー豆を購入できます。店員さんにおすすめを聞いて、「谷根千ブレンド」を購入。コーヒーのテイクアウトもできるので、香り高い一杯を片手に谷根千さんぽをするのもいいかも。

メルボルンが本店のスタイリッシュなカフェ CIBI TOKYO

最後に訪れたのは、CIBI TOKYO。メルボルンに本店を構えるカフェです。天井にはたくさんの手ぬぐいが吊るされていました。以前来た時にはなかったので、時期ごとに店内のレイアウトは変えているのかも?

店内では食器や雑貨も販売しています。天井のてぬぐいも購入できるようになっていました。(期間限定で手ぬぐいを売っていて、見本として天井に吊るしていた…とかかな?)

本日のマフィン(この日はベリー&ナッツ)とゆずレモネードを注文。

ふわふわのマフィンに入っていたベリーはドライではなく、生食感。ゆずレモネードも爽やかな味わいで、散歩で疲れた体に心地よく染み渡りました。グラスがうすはりで、それもまた良し。夫のカフェラテも味見させてもらいましたが、おいしかったです。

懐かしくて新しい。谷根千さんぽに出かけよう

懐かしい街並みと新しい魅力が融合した谷根千。何度も足を運んでいますが、毎回新しい発見があります。機会があればぜひ、谷根千を訪れてみてくださいね。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。