箱根湯本「湯葉丼 直吉」で、川のせせらぎを聞きながらふわとろ湯葉丼に舌鼓

歴史ある街並み、レトロな雰囲気が魅力の箱根は大好きな街。

学生のころから、そして社会人になってからも、よく旅行で訪れています。

今回は、箱根に行くと毎回と言っていいほど足を運ぶお店、箱根湯本にある「湯葉丼 直吉」をご紹介。

箱根湯本「湯葉丼 直吉」で、北条氏ゆかりの湧き水を使った湯葉丼を

「湯葉丼 直吉」は、箱根湯本駅から徒歩5分ほどの場所にある湯葉のお店です。

こちらでは、大平台温泉近くの湧き水「姫の水」を使った汲み上げ湯葉を食べられます。
ちなみにこの湧き水は、かつて北条早雲氏の息女「佐保姫」が化粧水用に使っていたものなんだとか。

「湯葉丼 直吉」は人気店なので、休日のお昼時は1時間くらい待つことも……。
混雑時は入り口の機械で発行している整理券をひとまず取って、まわりのお店をぷらぷら見てまわりながら待つことをおすすめします。

この日は閉鎖されていましたが店先には足湯もあるので、足湯につかりながらのんびり待つのもアリ。

いつもお昼に行くことが多かったのですが、この日は夕方ごろに行ってみたところ、すぐに入れました。
もしかしたら遅めの時間のほうが狙い目なのかもしれません。

元旅館をリノベーションした店内|箱根湯本「湯葉丼 直吉」

入口脇・待合エリアの飾り棚

「湯葉丼 直吉」の入口を入ったところには待合エリアがあり、食事エリアの入口はそこから少し進んだ先にあります。

入ってすぐに席がないのは少し珍しいな、と思っていましたが、こちらはもともと旅館だった建物を使っているのだとか。なるほど、それであればこの造りも納得です。

天井の木の梁や板張りの床、使い込まれた風合いのテーブル。レトロな趣あふれる店内は落ち着ける雰囲気です。

早川側は全面が大きな窓になっていて、景色を楽しみながら食事ができます。

湯葉丼を待っている間、少し外に出てみました。絶景!!!
川のせせらぎに癒されます……。

ふわとろ食感に優しい出汁の味。飽きのこない美味しさ|箱根湯本「湯葉丼 直吉」

「湯葉丼 直吉」は、店内に入るまでの待ち時間は長いですが、湯葉丼は注文をしてからわりとすぐに出てきます。

湯葉丼(1,100円)

小さな土鍋の中でグツグツいいながら、湯葉丼が登場。熱いので火傷にはご注意を。
湧き水で作った汲み上げ湯葉を贅沢に使い、最後に玉子でとじています。

写真見てるだけでよだれ出てくるわこれ。湯葉大好きなんですよ。

とろとろ湯葉とふわふわ玉子を出汁と一緒にすくい、ごはんに乗せて食べます。おいしい。
出汁がひたすらに優しい。メンタル弱ってる時に食べたら多分泣いちゃうんじゃないかってくらい優しい。

ちなみに今回は湯葉丼のみを注文しましたが、湯葉丼・湯葉刺し・姫とうふ、小鉢がセットになった「湯葉丼+湯葉刺しセット(1,700円)」もおすすめ。

景色を眺めながらおいしい湯葉丼に舌鼓。箱根湯本にお越しの際はぜひ。

箱根・宮ノ下の「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」で絶景足湯カフェタイム

箱根湯本からバス/電車で20分、車だと15分ほどの宮ノ下にある「NARAYA CAFE(ナラヤカフェ)」も、景色がいいのでおすすめです。

【店舗情報】箱根湯本「湯葉丼 直吉」

今日のひとこと

昔友達とよく行っていた豆腐専門店で、「自分で作る湯葉」みたいなのがあって、あれ楽しかったな。
卓上のコンロで豆乳が入った器を温めながら、お箸で湯葉をすくって食べるんです。

恵比寿の「空野」ってお店です。あのメニューまだあるんだろうか。

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。