週2日のお楽しみ!地元民に愛されるパン屋「ゆうひ堂」(浅草/稲荷町/上野)

浅草からほど近い住宅や寺社が立ち並ぶエリアの一角にある「ゆうひ堂」は、週に2回だけオープンしているパン屋さんです。

ちいさなお店ながらパンの種類が豊富で、どれも絶品!
開店時間前から行列ができることも多い、知る人ぞ知る地元の人気店です。

住宅・寺院が多い稲荷町エリアにあるちいさなパン屋「ゆうひ堂」

ゆうひ堂は、住宅やお寺、神社が多いエリアにあるパン屋さん。最寄駅は地下鉄銀座線の稲荷町駅です。

稲荷町、と聞くと東側の土地勘がない方は「どこ??」となると思いますが、浅草駅から3駅の場所です。有名なのは仏壇通り。このエリアには浅草寺や上野の寛永寺をはじめ、江戸時代から多くの寺院があったため、仏壇屋も多くなったと言われています。

ゆうひ堂は、Googleマップでパン屋を検索していたときにたまたま見つけました。週2回、木曜と土曜のみの営業ですし、大通りに面しているお店ではないので、ふつうに歩いていたら見つけられなかっただろうな。

開店前から並ぶ人も!知る人ぞ知る、地元の人気店

開店時間の11時にあわせて行くと、お店の前にはすでに数人並んでいました。みなさん地元の人、といった雰囲気。人気のお店なんだなぁと思いながら並んでしばらくすると、続々と人がやってきて、列が長くなっていきました。

こんなにわかりにくい場所にあるのにこれだけ並ぶ、ということは地元のリピーターさんたち……何度も買いに来るってことはかなり美味しいのでは?! これは期待大だな、とわくわく。

とてもちいさいお店ですが、パンの種類は豊富!
撮った写真をもとに数えてみたところ、50種類近くありました。(日によって品揃えは異なるかと思います)

接客の方がお一人、奥にもう一人(おそらく調理担当の方)いらっしゃるようで、そんなに大人数でやっているお店ではないようなのに、これだけの種類を用意するってすごい。週に2日しかお店を開けていないのは、ほかの時間に仕込みやメニュー開発をしているのかも。

季節のフルーツを使ったパンや、スコーン、クッキー、マフィンなどもあります。
どれもおいしそうで、選ぶのがかなり大変でした……! 全種類ひとつずつ買いたいくらいでしたが、さすがに食べきれないので厳選して(それでも大量になりましたが)買いました。

ちなみに、こちらに並んでいるパンのほか、注文してから作ってもらえるサンド系のパンもあります。サンド系のパンのメニューはこちら。(2023年7月時点)

  • ローストビーフサンド
  • 生ハムとチーズ
  • スパイシーチキン
  • ハムとカマンベール
  • バジルチキンとトマト
  • あんバター

あんバターが270円、そのほかは400円前後でした。

購入品紹介:ローストビーフサンド、チョコデニッシュ、あんバターなど

ゆうひ堂さんで購入したパンたちをご紹介!
(と言いつつ、撮る前に食べてしまったものもあるので、全部ではありませんが)

チョコデニッシュ、レモンのパウンドケーキ、チョリソ入りパン、レーズン入ったやつ、あんこ入りパン、赤ワインでフランベしたいちじくがみっちり入ったパン、などなど。

お次は、注文してから作ってもらえるサンド系メニュー。
こちらはハムとカマンベールのサンドです。カマンベールがたっぷり! サンドのパンは、一般的なサンドイッチで想像されるふわふわの白いパンではなくて、ハード系のパンでした。

こちらはローストビーフサンド。半分に切ったあとの写真しかありませんが、元はカマンベールとハムのサンドと同じ大きさです。ローストビーフが食べ応え抜群。肉肉しくておいしかったです。

他にも、あんバターサンドや桃のデニッシュも買いました。どれもめちゃくちゃおいしかったー!
またぜひ買いに行きたいと思います。

浅草近辺のパン屋さんなら、奥浅草エリアの「あんですMATOBA」もおすすめです。多種多様なあんぱんが楽しめます!

【店舗情報】アクセス、営業時間など|ゆうひ堂

住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷2丁目5−9
営業日:毎週木曜・土曜の11:00〜17:00(売り切れ次第終了)

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。