「夜よりも朝のほうが仕事がはかどる」って、あらゆるライフハック本に書いてあるけれど。
たとえば、じっくりと思考を深めながら書きたいエッセイとか。
全体をざっくり書き起こしたあとに、文章を推敲するときなんかも。
「効率よくこなす」ような仕事じゃなくて、想像力を発揮する必要がある仕事は、夜中のほうがはかどる気がする。
そういうときはだいたい近所のファーストフード店かファミレスに行っていたけど、24時間営業の純喫茶で執筆、なんてのもいいな……と思って、新宿三丁目にある「珈琲貴族エジンバラ」へ行ってきました。
24時間営業・電源もWifiもあり。新宿の純喫茶「珈琲貴族エジンバラ」

みたら氏、遅い時間に付き合ってくれてありがとね。

いいよ、僕もパソコンで作業したいものがあったから。声かけてもらえてちょうどよかった。

作業って何するの?

うん、ちょっとね。まぁ細かいことは気にしないで、席どこにしようか。



けっこう広いわね。100席以上はあるかな?

130席だって。カウンター席とボックス席があって、右手奥のほうが喫煙席みたいだよ。

じゃあ禁煙エリアのボックス席にしましょ。
新宿「珈琲貴族エジンバラ」名物・あわあわ「カフェ・オーレ」をいただく


創業は1975年みたいだけど、店内は比較的新しい感じがするわね。改装したのかな?

前は歌舞伎町のほうにあったらしいんだけど、一度閉店したんだって。そのあと、2015年にこの場所に移転オープンしたみたいだよ。

そうなんだ。移転と言っても雰囲気は多少変わるだろうから、閉店するとき常連さんはさみしかっただろうね。浅草のアンヂェラス閉店を思い出すなぁ。

そうだね。でも、移転前からずっとあった有名な「カフェ・オーレ」は引き続きあるみたいだから、頼んでみようよ。

へぇ、カフェオレが有名なの? ラテアートしてくれるとか?

ふふふ。来てからのお楽しみだよ。あ、来た来た。

ポットを持ってきて、席で注いでくれるのね……えっっっっっ!!!!


わわわわ、何これ……?! こんなに高いところから注ぐの?

そう、高いところからじょぼぼーーっと注いで泡だてるのが、ここの「カフェ・オーレ」の特徴なんだ。
店員さんが上手に注いでくれるけど、珈琲がはねる可能性もあるから気をつけてね。
電源・Wifiあり。新宿「珈琲貴族エジンバラ」は、パソコン作業に没頭できる空間


カフェ・オーレおいしい。
さて、飲み物も来たことだし、仕事を始めますか。ここ、無料Wifiもあるのよね、たしか。

うん。パスワードは……あ、あそこの壁に書いてあるね。

よし、つながった! さっきWebサイトを見たんだけど、コピーとか印刷もできるみたいね。

お仕事利用に便利だよね。日中にも何度か来たことあるけど、お仕事中っぽい人がよくパソコンかたかたしてるよ。


じゃあ、お互い集中して作業しましょ。

オーケー。

…………(カタカタカタカタ)…………。

…………(カタカタカタカタ)…………。
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ふーーーー……ちょっと休憩しようかな。

…………(カタカタカタカタ)…………。

(あっ、みたら氏すごい集中してる……邪魔しないようにしよう……)

……(カタカタカタッ、ターン!)。
わたしちゃん、向こうに本が置いてあるから気分転換に読んできたら?

(みたら氏、エンターキー強めに叩くタイプなのね)そういえば、喫煙席のほうと、入口近くのカウンター席のうしろに本棚があったような。


古本を販売してるんだって。席で自由に読んでもいいみたいだよ。

そうなんだ。Wifiも電源もあるし、本も読めるし……長居するのにぴったりなお店ね。

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……っあーーーー、原稿終わった!

わたしちゃん、おつかれさま! 僕も終わったよーーー。

みたら氏もおつかれさま。で、何をしてたの?

まぁ、わたしちゃんと同じようなことだよ。
もう5時か。電車も動き出してるし、帰ろうか。

(やっぱりはぐらかされる……謎多き猫ね)そうね、帰りましょうか。


新宿「珈琲貴族エジンバラ」店舗情報

【みたら氏の一言めも】分煙です。禁煙席にいれば煙がモクモクかかることはないですが、壁でへだたりがあるわけではないのでタバコの匂いはしますね。苦手な方はご注意を。