ゴージャス×下町感。本格洋食が味わえる入谷の「喫茶トロント」でオムライスを堪能

ふつうの洋食屋さん、というイメージで店内に入ったら、壁にかかる西洋風のレリーフのインパクトに驚いて、思わず足を止めてしまった。

ゴージャスだけど下町の雰囲気もある、居心地のいい空間。

本格的な洋食が味わえると人気の「喫茶トロント」で、自家製デミグラスソースがたっぷりとかかったオムライスをいただいてきました。

駅徒歩30秒!本格洋食が味わえる純喫茶|入谷「喫茶トロント」

「喫茶トロント」は、入谷駅の交差点のところ、駅からは歩いて30秒〜1分ほどの場所にあります。

「喫茶トロント」さんは、自家製のデミグラスソースハンバーグに各種パスタ、ドリア、チキンカツレツ……と、本格的な洋食が揃っています。メニュー数もかなり豊富!

店名に「レストラン」とついているのもうなずけます。
もちろん食事だけではなく、クリームソーダやパフェなどの喫茶店らしいメニューもありますよ。では、いざ入店。

壁面の巨大レリーフがインパクト大|入谷「喫茶トロント」

「喫茶トロント」の店内に入って、一番に目に飛び込んできたのはこちら。

店内奥の壁面に、3枚のレリーフがずどーーーんと飾ってあります。存在感がすさまじい。

頭痛?

頬骨や筋肉の盛り上がり、艶感が美しい。入り口の感じから、一般的な洋食店のような内装を想像していたので、予想外のゴージャス感に驚きました。

天井の照明も素敵です。照明のまわりだけ壁紙が変わっているのも個性的だなと。

入り口側の席は、日の光がよく入ってきています。赤いソファーとレース編みのカーテンがレトロでいい。

自家製デミグラスソースのオムライス|入谷「喫茶トロント」

メニューがいろいろあってかなり悩みましたが、ランチセットのオムライスを注文しました。

ひえぇぇぇぇ美しい!! と心の中で悶絶。
うすいたまごで巻かれたぱつぱつのオムライスの真ん中にケチャップの帯、そしてお皿にはデミグラスソースもたっぷり。完璧すぎやしませんか。

付け合わせで切り干し大根がついているのもいい。最高。

デミグラスソースと一緒にすくって一口。味は言わずもがな、絶品でした。
デミグラスソースがかかっているオムライス、好きなんですよね。ケチャップライスとたまご、味わい深いソースがひとまとまりに口の中に入ってくるとそれだけでもう幸せ。

壁のレリーフを眺めながら、食後のコーヒー。
遅めの時間に伺ったのでお客さんが少なかったのですが、立地もいいし味もおいしいから、ランチタイムにはけっこう混みそうな気がします。

帰り際、レジ前の床がかわいかったので撮らせていただきました。
料理もおいしくて内装も素敵で、いいお店だった! 今度は喫茶メニューを堪能しに来てみたいなと思いました。

昔ながらのお店や古い建物が多い入谷。築90年の銭湯をリノベーションした「レボン快哉湯」もおすすめです。

入谷の元銭湯カフェ「レボン快哉湯」。アイス×コーヒーでくつろぎのひとときを

【店舗情報】アクセス、禁煙/喫煙状況|入谷「喫茶トロント」

〒110-0013 東京都台東区入谷1丁目6−16 松田ビル

※全席禁煙です

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。