老舗ランチに喫茶店、おやつは猫のしっぽ。谷根千ぶらり散歩コース

下町の雰囲気ただよう谷根千エリア。

昔からあるお店も多い一方で、ここ数年で若者向けのおしゃれなお店も増えてきました。

今回は、谷根千エリアの散歩コースをご紹介します!

そもそも「谷根千」ってどこ?

そもそも「谷根千」ってどこなの? となじみのない方もいらっしゃるはず。
谷根千という地名がある……わけではなく、谷中・根津・千駄木の頭文字を取った通称です。区でいうと、文京区と台東区。

このあたりは、昔ながらの街並みが残りつつ、古い建物をリノベーションした新しい施設や、おしゃれなカフェ、雑貨屋などもいろいろとあるエリア。路地ごとに小さいお店がたくさんあって、どの道を歩いても楽しい!

今回は日暮里駅からスタートして千駄木のほうへ行き、谷中霊園方面に散歩するコースをご紹介します。

夕焼けだんだんから谷中銀座へ。おやつは猫のしっぽ

まずは日暮里駅からスタート。

日暮里は、猫の街と呼ばれる谷中の最寄駅。駅名にも猫耳やしっぽががついていてかわいい。

日暮里駅から谷中銀座へ向かうと、「夕焼けだんだん」が見えてきます。

ここからの夕焼けの眺めがいい、ということですが、そういえば夕焼けの時間にここを歩いたことってないな……。混雑を避けたくて、いつも早い時間に散歩をしているので。今度見に来てみたい。

だんだんを降りると、1950年代からあるという、昔ながらの商店街「谷中銀座」があります。
喫茶店やレストラン、雑貨屋などなど、いろんなお店がひしめいていて、歩いているだけで楽しい通りです!

少しお腹がすいたので、おやつでも……ということで、「やなかしっぽや」さんへ。もちろん本物の猫のしっぽではなく、ドーナツです。

しっぽにはそれぞれ、名前がついています。かわいい。

一番シンプルなやつを選びました。おいしかったです!

老舗洋食店「キッチンマロ」でランチ

谷中銀座を抜けると、よみせ通りに行きあたります。左に曲がると、のれんが下がる渋い外観のお店が……。

老舗洋食屋「キッチンマロ」です!
外観から若干の入りにくさは感じますが、大丈夫! テキパキした接客の店主が迎え入れてくれます。

昔ながらの雰囲気ただよう店内で、ミックスフライランチをほおばる。最高のランチタイム!

キッチンマロの詳細はこちら↓

のれんをくぐると、そこは渋い洋食屋。千駄木の「キッチンマロ」でミックスフライランチ

「喫茶ニト」で食後のコーヒー

「キッチンマロ」でランチを堪能したあとは、マロから100mほどの距離にある「喫茶ニト」へ。

青いタイルの外観が素敵な喫茶店。中ももちろん、素敵でした……!

食後のコーヒーをいただいてのんびり。
プリンやコーヒーゼリーなどのスイーツ類もあるので、お腹に余裕のある方はデザートを食べるのもおすすめ。

喫茶ニトの詳細はこちら↓

二羽のうさぎが目印。千駄木の「喫茶ニト」でゆったりコーヒータイム

複合施設「上野桜木あたり」へ

喫茶ニトでのんびりコーヒータイムを満喫したあとは、谷中霊園方面へ、ぷらぷらとお散歩。

谷中霊園は、お墓……といってもそんなにおどろおどろしい印象はなく、緑も多いのでお散歩コースにうってつけの場所。
霊園の中には、渋沢栄一や徳川慶喜といった著名人のお墓もあります。また、猫が多くいるようで、猫を撮影しに来る人もいるのだとか。

(ちなみに霊園の写真は、よからぬものが写ったら怖いなと思い、撮っておりません……)

谷中霊園を抜けていくと、上野桜木というエリアが広がります。
そこにあるのは、昭和に建てられた日本家屋を再生させた複合施設「上野桜木あたり」。

ビールにパン、オリーブオイルと塩の専門店、マダガスカル専門店などなど、個性的なお店がそろっています。建物のレトロな雰囲気もいい!

昭和の日本家屋の雰囲気を感じたい方はぜひ。

上野桜木あたりの詳細はこちら↓

昭和の日本家屋を再生。個性的なお店が集う下町のレトロな複合施設「上野桜木あたり」

1日ではまわりきれないほど、魅力的なスポットがたくさんある谷根千エリア。
街歩きが好きな方はぜひ足を運んでみてください!

浅草出身のライター。「レトロ」を軸に執筆活動を展開。「和樂Web(小学館)」「びゅうたび(JR)」など各種メディアにて、明治〜昭和の喫茶店文化や食文化にまつわるコラム、レトロスポットの取材記事などを執筆。当Webマガジン「てくてくレトロ」主宰。